第二次世界大戦以後の人間描写の展開を振り返る
「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」
02/01
【開催地:大阪府 開催日程:2016.1.16~2016.3.21】

鶴岡政男《重い手》1949 年
東京都現代美術館蔵 © Hiroko Yoshida
エッケ・ホモとは、「この人を見よ」といった意味のラテン語です。新約聖書の一場面、罪に問われるイエス・キリストを指さし、この言葉は発せられました。磔刑に処せられることになるイエスの、受難をあらわす主題として、エッケ・ホモは、美術作品においてもたびたび取り上げられてきました。
人間を描き、そこに宗教的ないし倫理的な教訓をこめ、人間のあるべき姿を提示する。こうした試みは、エッケ・ホモの主題に限らず、西洋美術の歴史の中で幾度もくり返されています。
本展は、国立国際美術館所蔵の作品を中心とした50 作家100 点あまりの作品によって、第二次世界大戦以後の人間描写の展開を振り返ります。見どころとして、国立国際美術館が近年購入したアルベルト・ジャコメッティの絵画作品《男》(1956 年)を公開。ジャコメッティの油彩作品を所蔵する美術館は国内では国立国際美術館のみです。

ミヒャエル・ボレマンス《Automat (3)》
2008 年 国立国際美術館蔵 © Michaël Borremans
/ Courtesy of Zeno X Gallery,
Antwerp and Gallery Koyanagi, Tokyo
また、ジャン・フォートリエの《人質の頭部》(1944 年 国立国際美術館蔵)、山下菊二の《あけぼの村物語》(1953 年 東京国立近代美術館蔵)といった戦中戦後の虐げられた人間像から、アンディ・ウォーホルの「マリリン」シリーズ(1967 年 国立国際美術館蔵)やゲルハルト・リヒターによるイメージによる人間像、さらにはポスト・ヒューマンを予感させる田口和奈や小谷元彦による作品など、20 世紀後半以降の人間像の全てを見せます。
【開催期間】
2016 年1 月16 日(土)─ 3 月21 日(月・休)
【開館時間】
10:00 ─ 17:00 ※金曜日は19:00 まで
(入場は閉館の30 分前まで)
【休館日】
月曜日(ただし、3 月21 日(月・休)は開館)

オノデラユキ《古着のポートレート No.52》
1997年 国立国際美術館蔵 ©Yuki Onodera
【会場】
国立国際美術館 地下3 階展示室
(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55)
【観覧料】
個人:一般900 円 大学生500 円
団体:一般600 円 大学生250 円
※団体は20 名以上
高校生以下・18 歳未満、心身に障害のある方とその付添者1 名無料
(証明できるものをご提示願います)
※本料金で「竹岡雄二 台座から空間へ」「コレクション2」もご覧いただけます
【HP】
http://www.nmao.go.jp/index.html
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