東京国立博物館と東京都美術館が3つの展示でコラボ！日本美術の祭典「クリーブランド美術館展」「人間国宝展」「世紀の日本画」

東京国立博物館と東京都美術館が3つの展示でコラボ！
日本美術の祭典「クリーブランド美術館展」「人間国宝展」「世紀の日本画」

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01/01

【開催地：東京都　開催日程：2014.1.15~2014.2.23
（世紀の日本画展のみ　前期：2014.1.25~2014.2.25、後期：2014.3.1~2014.4.1）】

東京・上野公園内にある東京国立博物館と東京都美術館が2014年の新春から、コラボレーションし、両館で合わせて３つの展覧会を同時に開催します。

まず、東京国立博物館では、平成館の特別展示室第1・2室で、「クリーブランド美術館展—名画でたどる日本の美」（1月15日~2月23日）が開催されます。全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館では、2013年6月に新たに日本ギャラリーを開設。それを記念して、コレクションのなかから平安から明治に至る選りすぐりの日本絵画42件に、西洋絵画などの優品を加えた総数51件を紹介します。

「伊年」印《雷神図屛風》江戸時代・17世紀　クリーブランド美術館蔵
Photography © The Cleveland Museum of Art
Andrew R. and Martha Holden Jennings Fund 2004.86

雪村周継筆《龍虎図屛風》
室町時代・16世紀　クリーブランド美術館蔵
Photography © The Cleveland Museum of Art
Purchase from the J. H. Wade Fund 1959.136.1-2

アンリ・ルソー《トラとバッファローの戦い》
1908年　クリーブランド美術館蔵
Photography © The Cleveland Museum of Art
Gift of the Hanna Fund 1949.186

東京国立博物館平成館特別展示室第3・4室では「日本伝統工業展60回記念　人間国宝展—生み出された美、伝えゆくわざ−」（1月15日~2月23日）を開催。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の各分野で多くの人間国宝を育ててきた「日本伝統工芸展」の60回記念として、全物故作家の作品約100件、さらに古代から、中世、近世へと連綿と伝えられてきた国宝や重要文化財を含む工芸品約30件を展示します。

荒川豊蔵《志野茶碗》
昭和28年（1953）東京国立近代美術館蔵

徳田八十吉（三代）《耀彩壺「恒河」》
平成15年(2003) 小松市立博物館蔵

平田郷陽《抱擁》
昭和41年（1966）個人蔵

一方、東京都美術館では「日本美術院再興100年特別展　世紀の日本画」を開催（前期：1月25日~2月25日、
後期：3月1日〜4月1日）。明治31年（1898）に岡倉天心によって創立された日本美術院は、大正初年に事実上の
休止状態に。その後、天心の一周忌を期して大正3年（1914）に再興され、「再興院展」の名で親しまれてきました。本展はその再興100年を記念した展覧会となり、狩野芳崖、横山大観ら巨匠の代表作に現役同人の作品を加えた重要文化財6点を含むおよそ120点を前後期で作品を全て入れ替えて紹介されます。