珠玉のフランス絵画がモスクワから来日！プーシキン美術館展—フランス絵画300年

珠玉のフランス絵画がモスクワから来日！
プーシキン美術館展—フランス絵画300年

アート情報　＜関西＞

10/28

【開催地：兵庫県　開催日程：2013.9.28~2013.12.8】

ピエール=オーギュスト・ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」
1877年／油彩、カンヴァス／56×47㎝
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

プーシキン美術館は、ロシアの首都モスクワの中心地に位置し、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館とならんで、世界的な西洋絵画コレクションを誇る国立美術館です。収蔵作品は絵画、版画、彫刻など約67万点。特徴は、古代エジプトから近代にいたるヨーロッパ美術の流れを幅広く概観できる、その多様性です。なかでも、フランス近代絵画のコレクションは極めて高い水準を誇ります。印象派からマティス、ピカソまで、屈指の名品が勢ぞろい！ロシアは実はフランス絵画の宝庫なのです。
優れた作品の数々をロシアにもたらしたのは、18世紀の
エカテリーナ2世らロマノフ王朝の歴代皇帝や貴族たち。
やがて、19世紀後半になると、産業発展で財をなしたモスクワの大富豪たちへとフランス絵画収集の中心が移りました。

ポール・ゴーギャン「エイアハ・オヒパ（働くなかれ）」
1896年／油彩、カンヴァス／65×75㎝
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

本展では、そのプーシキン美術館の収蔵作品の中から、選りすぐりの66点を展示。フランス絵画300年の栄光の歴史をたどることができます。なかでも、ルノワールの印象派時代最高の肖像画と評される≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫は、最大の見どころ。この機会にロシアが誇る絵画の数々を見に、神戸市立美術館へ訪れてはいかがでしょうか。