【開催地:東京都 開催日程:2014.9.23~2014.11.16】

10_0_A1455 加山又造 華扇屏風(全)
加山又造《華扇屏風》1966(昭和41)年 絹本・彩色 山種美術館



 日本は古くは金の産出量が豊富であったことから「黄金の国」といわれ、仏像などの彫刻作品や通貨として流通するなど、古来より金と銀が重用されてきました。その光り輝く美しさは古くから絵画にも活かされています。時代により使われ方に違いはありますが、独創性と革新性という点で最も大きな飛躍を遂げたのが明治以降の日本画といえるでしょう。

04_A0121 横山大観 喜撰山-300-161
横山大観《喜撰山》1919(大正8)年 紙本・彩色 山種美術館

 例えば、横山大観(1868-1958)は、柔和な光の表現を求め、金箔を裏面に用いた特殊な和紙で《喜撰山》(山種美術館)を完成させました。また、速水御舟(1894-1935)は、金砂子を敷き詰める「撒きつぶし」の技法で《名樹散椿》【重要文化財】(山種美術館)の空間を表現。さらに戦後になると、金と銀の表現は新たな局面へと向かいます。山本丘人(1900-1986)は、斬新な手法により、金銀の箔や泥(でい)に対する新たなアプローチを行いました。

01_A0529 酒井抱一 秋草鶉図(重美) 300-298
酒井抱一《秋草鶉図》【重要美術品】19世紀(江戸時代)
 紙本金地・彩色 山種美術館

一方、加山又造(1927-2004)は、金銀の素材の可能性を追求しながら、古典的な様式と現代的な感覚を融合させた作品世界を生み出しています。
 本展では、近代・現代の画家が用いた金と銀の表現の足跡をたどるとともに、その発想の源となった平安時代の料紙装飾や江戸時代の琳派の絵画などもあわせて展示。今なお私たちを魅了し、輝き続ける金と銀の世界を堪能できます。

【開催期間】
2014年9月23日(火・祝)~11月16日(日)
※ 会期中、一部展示替えあり。前期:9月23日~10月19日、後期:10月21日~11月16日
【開館時間】
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【会場】
山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36

【入館料】
一般1200円(1000円)・大高生900円(800)円・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金。
※障がい者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。

[お得な割引サービス]
リピーター割引:本展使用済入場券(有料)のご提出で、会期中入館料が団体割引料金となります。(1名様 1枚につき 1回限り有効)
きもの割引:会期中、着物でご来館のお客様は、団体割引料金となります。
※ 複数の割引の併用はできません。

【公式HP】
http://www.yamatane-museum.jp

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