【開催地：東京都　開催日程：2013.9.21~2014.1.13】

風間サチコ《獄門核分裂235》2012年
木版画（パネル、和紙、墨）181×120 cm
撮影：宮島 径
Courtesy: Mujin-to Production, Tokyo

東京都港区にある森美術館では、2004年より3年に一度、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として「六本木クロッシング」を開催しています。現在、その第4回となる「六本木クロッシング2013展：アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」を開催中です。

「アウト・オブ・ダウト」というタイトルは、東日本大震災以降、社会的な自覚や意識が明確に高まっている現在の日本において、これまでのあらゆる社会通念や既存の制度に向けられたダウト（疑念）から、どのような生産的な議論を生み出せるかという問題を提起してつけられたものです。

柳 幸典《ユーラシア》2000-2001年
インスタレーション
蟻、着色された砂、プラスティック製の箱、
プラスティック・チューブ、プラスティック・パイプ　
235.0×594.5 cm （各25.0×36.5 cm、全91 個）
Courtesy: ART BASE MOMOSHIMA,Hiroshima

展示作品は約200点、アーティストは1970〜80年代生まれを中心とした29組が参加。森美術館開館10周年記念展でもあり、まさに日本の現代アートの様相を知ることができる展覧会といえるでしょう。

また同時に、森美術館が世界各国の才能豊かなアーティストを応援するプロジェクト・シリーズ「MAMプロジェクト」も開催。現在は、イスタンブール生まれの作家エムレ・ヒュネルの展覧会を開催中です。

エムレ・ヒュネル《ジャガーノート》2009年
ビデオ　21分8秒
Courtesy: Rodeo

公式HP

http://www.mori.art.museum