[ 開催地：　東京 ]　開催日：2013.7.9~2013.8.25

普段、私たちは理解や説明が難しい物事に対して「それはシュール過ぎて理解できない」などと言いますが、その語源となった言葉がシュルレアリスムです。

シュルレアリスムとは、第一次世界大戦後のフランスにはじまった20世紀最大の芸術運動のことを指し、人の無意識や夢の中をのぞいているかのような、現実の理解を超えた、自由な表現を目指した不思議な作品が多いのが特徴です。

そのシュルレアリスムの国内外のコレクションから絵画、写真、彫刻、オブジェのほか、雑誌・書籍などの資料をふくむ約200点を一堂に展示した「＜遊ぶ＞シュルレアリスム―不思議な出会いが人生を変える―」展が、7月9日(火) より損保ジャパン東郷青児美術館で開催されています。

植田正治《コンポジション》
1937年　ゼラチンシルヴァープリント
東京都写真美術館蔵　©Shoji Ueda Office, 2013

岡上淑子《はるかな旅》
1953年　コラージュ、紙　
高知県立美術館蔵　©Toshiko Okanoue, 2013

代表的な作家であるサルバドール・ダリや、ルネ・マグリットをはじめ、日本人作家の植田正治や岡上淑子の作品なども見ることができ、シュルレアリスムについて知る絶好の機会と言えるでしょう。ぜひ、シュルレアリスムの魅力に触れてみて下さい。

マックス・エルンスト　コラージュ集《慈善週間あるいは七大元素》（5冊組）
1934年　印刷物、紙
高松市美術館蔵

損保ジャパン東郷青児美術館